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コラムNo.027 ごはんのはなし(その3)

コラムNo.027 ごはんのはなし(その3)

(ペットフード編)食品添加物も必要なことあるのだけど・・・。

日本人の添加物の年間摂取量は一人当たり約4kg、生涯約250kgもあるそうです。一生のあいだに体重の何倍もの添加物(化学合成品)を摂取していれば、当然体の細胞は傷つき、その結果細胞がガン化するのもうなずけます。今日死因の第1位がガンであるのは、こういったことが根底にあるのではないでしょうか。つまり現代の食習慣では、ガンにならないことのほうが不思議なのかもしれません。もちろん心臓や脳血管の細胞や組織も痛んで当然でしょう。ただし、それでも人間が口にするものには添加物の種類や量に使用制限があり、食品衛生法などで厚生労働省が監督・監視しています。ところが、ペットフードの添加物使用については国に監督する省庁がありません。つまり野放しです。発ガン性が確認され人間での使用が禁止されたものでも、おとがめなしに使用されている疑いが強いように思われます。また製品によっては、車のタイヤのゴムを加工するための保存料が使われているというものもあるらしいと聞きます。

嗜好性や風味が好まれる半生タイプというのは、添加物の量がもっとも多く含まれていると思われます。半生とは、水分が多いのではなくプロピレングリコールなどの薬剤でしっとり感を演出しているのです。その証拠に、半生タイプのフードはいつまで置いていても乾燥しません。わたしは、半生だけはまずやらないようにといつもお話しています。味や風味はあとから付ければよいというのが業界の常識です。それも、添加物で。ただ、似たような製品でレトルトパックのフードがあります。こちらは加熱処理が施されているので長期保存ができ、普通なら保存料の心配はいらないでしょう。それから、ジャーキーやガムは絶対に食べさせないでください。原料がササミだろうが、ビーフだろうが関係ありません。ただ言えるのは、添加物の漬物だということです。たとえ、無添加とかヘルシーと書かれていても信用するに値しませんから。

ガンなどの致死性の病気とは違って、なかなか治らない慢性の病気の一因としてもフードの食品添加物が疑われています。湿疹、脱毛、発赤、かゆみなどの皮膚病、膀胱炎や尿石症などの泌尿器疾患は、慢性疾患の代表です。これらの病気が、食事を代えただけで快方にむかったというはなしが、ちょくちょく聞かれますが、ある意味当然かもしれませんね。

次回につづく