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TOPページ院長コラム(ミルキー通信)Index > No030 おやつ考(その1)

 
 
おやつの七つのルール
 

おやつとは、主に午後に食べる間食のことですがその語源をたどってみますと、おやつの「やつ」は午後二時から四時までをさす江戸時代の言葉「八つ」という意味からきているのだそうです。江戸時代中期頃までは一日二食だったため、「八つ刻(やつどき)に小昼(こびる)」といって間食をしたことから、この時間の間食を意味するようになり、やがて他の時間でも間食は「おやつ」と呼ばれるようになったとのこと。

さて、食事(本来は食餌)ですがネコは元々ちょこちょこ食い(自由採食といいます)ですが、イヌは食べるチャンスがあれば「いつでも食べ切ります!」というように、多少入れすぎても結構完食してしまいます。ほとんどの家庭では、一日の食事回数が1、2回で大体決められた時間(これを定時採食といいます)に与えられています。これらとは別に与えられる食べ物が間食となるわけですが、間食には次のようなことを考える必要があります。これを「おやつの七つのルール」といいます。

【1】 おやつ(間食)は、食べなければならない必要なものではない。
【2】 必要な栄養の量と質は、主食で確保することが前提である。
【3】 おやつは、主食では補えない栄養素を補助的に賄う。
【4】 おやつのカロリーは、主食から差し引いておく。
【5】 空腹を満たすほどやらない。イヌはもらえる量ではなく、もらえることに満足するもの。
【6】 罪滅ぼしではなく、しつけの一環としてのご褒美が目的である。
【7】 質の良いおやつは少ない。手作りが理想で、市販のものは基本的に化学調味料の漬物みたいなものと考えるべき。

私は、ジャーキーや骨っこなどのおやつは正直言って嫌いです。生肉を乾燥させただけ(真の無添加)の肉を真空でもレトルトパックでもないビニールの包装に入れたまま、数週間も数ヶ月も陳列棚に並ばせていて大丈夫だと思いますか。当然それだけの加工では長期保存ができません。ヘルシーが売り物のある種の商品では両手じゃ足りないほどの種類におよぶ添加物でいかにもうまそうに、きれいに加工されています。使われている素材がどんなに良くとも、それでは身体にはちっとも良くありません。そんなものは百害あって一利なし、タバコと同じです。害を承知の上で喫煙する人間は、自業自得ですからあとはどうなろうと自己責任ですみます。しかし、添加物ジャーキーを知らずに与えられるペットたちは、無邪気に悦んで食べてしまいます。また、歯ごたえのある硬いおやつは、食べがいがあっても消化に負担をかけてしまい、食欲の低下やムラ、胃液の嘔吐などの症状を引き起こします。牛・豚革、アキレス(すじ)、蹄(ひづめ)などの間食は、歯垢除去や唾液分泌の促進による口腔環境の維持に役立つ側面もありますが、生ではない限り漂白剤や保存料に漬け込まれて加工されています。小さく千切って食べるにしても実際は胃腸に負担になります。これらの間食の原料は、ヒトの食用にはならず肥料に加工するにも手間がかかるし、ゴミにしたら処分にも金がかかる。ならば、犬に食わしとけと加工されたものです。いわば、資源の有効利用ですが、習慣的に与えるのは考え物です。目的が口腔環境の維持ならば、玩具として専用の製品があります。

 
 
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