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TOPページ院長コラム(ミルキー通信)Index > No024 最期を見送るとき(その3)

 
 
ペットのしあわせ
 

飼い主としてすべきこと、そして飼い主でしかできないこと。
最期の瞬間「死」に対して最善を尽くした上で、安らかに死を迎えさせてあげることは、「死」について前もって考えておかなければなかなかできないことです。また病気と違って、事故などで突然襲ってくる死もあります。心の準備に早すぎることはありません。
ペットの最期を見送るときの選択として、おおよそ二つに分けられます。「入院」と「自宅療養」です。

「入院」は、死を迎えるまでは回復への一縷の望みをかけて最後まで最善の治療を行うことができ、また苦痛を和らげる処置なども病院に任せて行えます。ただし、最後の瞬間に立ち会える可能性が絶対とは言い切れません。ときには息を引き取る瞬間に苦しい状態に陥ることもありますが、そういった様子に耐えられないような場合や在宅が難しいような場合は病院にお任せすることもよいでしょう。
「自宅療養」は、ご家族の方が常に在宅であればよいのですが、そうでない場合は予定や仕事を調整して最後の瞬間に立ち会えるよう最大限の努力が必要です。帰宅したときや朝起きたときにもし息を引き取っていたとしても、ご家族の皆さんとともに過ごした環境で最期を迎えることにペットも安心感を得られることでしょう。ただし、苦しい状態になったときでも、撫でてやったり声をかけてやったりするくらいしかできないこともあります。

どちらの場合も一長一短ではありますが、生活環境やペットの性格、あるいは治療の予算なども加味した上でご検討してください。また、獣医師が判断するにも、正確な死期を細かく予測するのは難しいものです。不安なことや対処に迷われるときは病院と十分に相談されるとよいでしょう。
いよいよ最後の瞬間を迎えたとき、それは本当に悲しく体中の力が抜ける思いがするものです。さて、動物には人間のように形式的なお見送りの儀式はありません。ただ、家族の一員として生活をともにしてきたペットたちにも、人間に準じてお見送りするのもよいでしょう。

「通夜」は、一晩ではなく数時間でもよいでしょう。これは飼い主の気持ちの整理という意味でもとても大事です。もしかするといろいろ悔やむこともあるかもしれませんが、安らかに旅立って行けることを願ってください。いつも使っていたイスやベッド、毛布に寝かせ、ブラシなどで被毛を整えます。線香や食事、水などをお供えしてもよいでしょう。またはじめからお棺に入れておいても構いません。体の大きさや重さにあった箱(段ボール箱など)に、日ごろ使っていたものや生花、フードを入れてもよいですが、火葬の際燃え残るような金属性のものはなるべく控えましょう。また暑い季節は保冷剤などを入れてください。
「埋葬」はご本人の私有地でしたら可能ですが、それ以外の場所での埋葬は無許可の廃棄となり法的に罰せられるのでご注意ください。埋葬は遺骨にしてから行うことをお勧めします。
「火葬」は、ペット霊園などの動物火葬施設で行います。タウンページやインターネットで調べるか動物病院でご紹介してもらうのもよいでしょう。体重や火葬法(個別または合同)によって費用が変わりますので事前に確認も必要でしょう。また個別火葬の場合、遺骨を持ち帰るのか納骨(年間契約が主)するのかも検討が必要です。また、各自治体でも動物の遺体の引取りを行っていますが、火葬というよりは焼却処理という印象があります。

ペットの動物たちの寿命はわれわれ人間にくらべてとても短いもので、いつかは見送る日がやってきます。そのときまで、健康に日々を送れる習慣を意識し悔いのない愛情をかたむけてあげてください。今、となりにいるあったかいペットたちのために。

 
 
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