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TOPページ院長コラム(ミルキー通信)Index > No017 歯みがきってむずかしい?!

 
 
歯を守ろう(その3)
 
前回は、怖い歯周病の話のなかで歯垢が元凶であるといいました。人間同様、犬も高齢化時代になり自前の歯をしっかり守ってほしいですが、これも私たち人間と同じく歯周病から歯を守る一番の方法は、やはり歯磨きです。理想は、毎日歯ブラシで歯磨きを行う習慣を身につけることです。開始は生後3ヶ月頃からですが、すでに成長している場合でもうまく始めれば口腔内の手入れができるようになります。さて、その手入れですが最初から歯ブラシでゴシゴシなんてことは難しいでしょう。はじめはスキンシップから、そして徐々に歯磨きまでステップアップしていきましょう。
(1) 口を閉じて口の周りを触らせることに慣れさせる。
(2) 口の中を触らせることに慣れさせる。
(3) 指で歯や歯肉を触ったり軽くマッサージしたりする。上の奥歯(臼歯)と犬歯の外側を中心に行ってください。
この段階では、指に生クリームや蜂蜜などを付けても構いません。市販の犬用歯磨きペーストなどでもよいでしょう。「何かされてる」ではなく「何かいいことがある」と思わせることがポイントで、処置の後「お利口さんだったね」とごほうびのおやつをやって好印象を持たせてください。強制ではなく、楽しいスキンシップを演出しましょう。
(4) 包帯の切れ端やガーゼを指に巻いて湿らすかペーストを付け、歯の根元(歯根部)を軽く磨きます。はじめは数秒で十分です。無理強いしないようにしましょう。ガーゼにわずかでも黄色い歯垢が付いていれば成功です。徐々に時間と範囲を広げていきましょう。動物用指サックブラシなどのグッズも、ペット用品として市販されていますので使ってみるのもよいでしょう。ここまでは、2〜4週間くらいかけて慣れさせてください。
(5) 最終的には、歯ブラシの使用です。動物用や小児用のものが使いやすいです。動物病院やペットショップで販売しています。毎日できれば最高ですが、週2、3回でもある程度効果は期待できます。
(6) 歯垢は歯磨きで対応できますが、既に付着した歯石は病院での除去処置が必要です。軽度のものは無麻酔でできるものもありますが、本格的に除去するためには全身麻酔が必要となります。歯石除去の前から歯磨き練習ができていれば、歯石除去後に練習をはじめるよりも白い歯を維持できやすいです。
 せっかく磨いたのにと思われるかもしれませんが、歯磨き後にごほうびをやっても構いません。要は嫌なことを我慢したらいいことがあると思わせること。極端に言えば、歯磨き後にごはんでもいいんです。そのうち慣れてくれば、我慢できるようになります。

いままで触らせたことのないところに触れるわけですから、される犬のほうはびっくりです。ここでものをいうのが、これまでの「しつけ」と「主従関係」なのです。適切な飼育を心がけていれば、つまりそのふたつが出来ていればたやすい事ですが、溺愛で犬主導という間違った関係になってしまっては健康管理さえもできなくなってしまいます。嫌なことをすればうちの子は怒るのよ、という方はまず「しつけ」からはじめましょう。
次回につづく
 
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