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TOPページ院長コラム(ミルキー通信)Index > No014 ノミ本番、真っ盛り

 
 
 
今年は梅雨が長かったせいか、ノミが例年よりかなり発生しているようです。
そのため、ノミの被害が多くその相談をとてもたくさん受けています。

  ここでちょっとノミの生態についてお話ししましょう。犬や猫に付いたノミは、吸血により栄養を摂ります。その際、刺したところにノミの唾液が入り強烈なかゆみを発します。アレルギーを起こす場合もあり、そのときは刺されたところだけではなく全身に湿疹(ノミアレルギー性皮膚炎)がでます。ノミは体表を泳ぐようにすばやく移動するため見つけにくく、かゆがっていてもそれがノミとわからないこともよくあります。そんなときは、ノミの落し物を探してみましょう。落し物とはフンのことです。ノミのフンは、黒胡椒のように黒い砂粒状をしています。ノミのご飯は血液なので、その黒い砂粒を湿らせたティッシュでさわると、フンの場合は血液成分が赤茶色に溶け出してきます。毛色の濃いペットはこの方法でノミの存在を確認できます。
  ノミは昆虫の仲間なので、卵→幼虫→サナギ→成虫と成長していきます。成虫の平均生存期間は10〜20日程度で、吸血を繰り返しながら1日に平均10〜20個の卵を体表上に産み落とします。この卵は飼育環境中に落下し、屋内ではベッド、カーペット、ソファー、畳や絨毯、屋外では犬小屋や庭の中で早ければ3週間で成虫に育ちます。その成長過程には比較的高い湿度が必要なため、今年のような長雨のときには特にノミが増えてしまうのです。通常冬に入るとノミは活動を休止しますが、13℃以上の温度がある場所では活動を続けます。つまり、あたたかい室内では元気に飛び回っているわけです。今年は気長にノミ対策を継続するほうがよいでしょう。

 予防および駆虫の方法には、ノミ取り首輪、ノミ取りシャンプー、内服薬や外用薬(滴下式;スポットタイプ)などがあります。最近は、手軽さや効果の高さでスポットタイプのものが多く使われています。市販のものは「医薬部外品」、動物病院のものは「医薬品」であり、効果の面でかなり差があるようです。

ちなみに、今年は病院でもらったものを使っているにもかかわらずいつもノミを見つけるという苦情があります。これは薬が効いていないのではなく、落ちても次から次に付くせいなのです。残念ながら今年の大発生の影響で被害は長引くと思われますので、こまめなお掃除と犬猫の多い場所にはあまり近づかないほうがよいでしょう。室内でバルサンなどを使用する場合は、2週間おきに3回続けてください。というのも、卵や特にサナギの時期には殻に覆われ薬が効きません。ノミがまた増えてくるようであれが、首輪や外用薬は有効期間よりも1〜2割早めに交換、追加したほうがいいでしょう。

「かゆみ」は命にかかわることはありませんが、どうしようもなく辛いものです。お散歩「命」のペットにはしっかりとノミ対策をしてあげましょう。
次回につづく
 
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